2022年7月に参議院選挙が予定されていて各政党は選挙に向けて動きだしている状況のようです。
今回の選挙で台風の目になると予想されている参政党。
参政党は右翼なのか左翼なのか、どういう政党なのでしょうか?
全国各地での参政党の街頭演説には新党とは思えないほどの聴衆者が集まっています。
まだまだ大マスコミなどでは報じられていない状態でのこの動員数は今後目が離せない状況になるのは間違いありません。
そんな参政党は右翼なのか左翼なのか、どういった党で政策なのか調べてみました。
参政党は右翼か?左翼か?
2022年7月の参議院選挙に向けて街頭演説を開始している参政党ですが、ネット上では話題になり始めていますが、メージャーメディアではまだまだ取り上げられておらず知名度は低い政党です。
しかし、この状況の中で街頭演説に動員されている人数がとても多いのです。
4月30日に行われた新宿駅西口での街頭演説には約1,500人以上の人が集まったということです。
ハンパない! #参政党 新宿駅西口小田急前街頭演説会。 pic.twitter.com/vtUuCQFity
— 中井ケイノスケ📹🟠🌸🎌 (@nakai47865410) April 30, 2022
それでは参政党はどんな党なのでしょうか?
参政党は2020年4月に創立された政治団体です。
創立時のボードメンバーは神谷宗幣、松田学、渡瀬裕哉、篠原常一郎、KAZUYA、赤尾由美でした。
現在は神谷宗幣、松田学、赤尾由美、川裕一郎、吉野敏明がボードメンバーとして党全体の方向性をまとめています。
参政党の創立したコンセプトは仲間うちの利益だけ見ていて国民の利益になる政治をしていないということで、このままでは日本がダメになってしまう。
そのまま見過ごせないということで、投票したい政党がないから自分たちで作ろう!ということで作った政治団体です。
そして自民党や公明党など他の党と違うのは普通の国民が集まり、知恵や資金を集めて運営しているので利益団体などのしがらみがないということです。
ですから、国民のための政策をストレートに発信できるという特徴があります。
そんな参政党ですが、最近になり参政党は右翼なのでは?とか左翼なのでは?
という論調が出ているようです。
右翼や左翼の定義を見つつ参政党が政策に関してどんなカラーを持っているのか見ていきましょう。
まず右翼とは
一般に、自国や自民族が持っている元来の文化、伝統、風習、思想等を重視した政治思想をよぶ
一般に反共産主義・反社会主義・反民主主義・保守的反動的国家主義・超国家主義の精神やイデオロギーを持つ、ファッショ(ファシズム)的集団や人物を意味する。
Wikipediaより
と言われているようです。
また左翼とは
政治においては通常、「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指すとされる。
進歩的、革新的、急進的、暴力的、または革命的な政治勢力や人を指し、いわゆるリベラル、進歩主義あるいは革新主義、社会自由主義、また社会主義(社会民主主義、民主社会主義)、共産主義のほか、急進的な自由主義、左派リバタリアニズム、無政府主義などの様々な傾向がある。
Wikipediaより
ということが右翼、左翼の定義のようです。
粗削りで簡単に言うと、右翼は保守的、伝統を重んじ、風習などを受け継いでいこうという考え方で左翼は革新的で伝統よりも全体主義で統一的な考え方でまとめるということかと思います。
また違う言い方をすると右翼は反グローバリズム(ローカリズム)で左翼はグローバリズムと言ってもわかりやすいと思います。
最近の左翼の状況を見ていると1つの国というよりEUのようないろんな国々が集合体で統一された政策を共有・運営していこうとする動きがグローバリズムで、トランプ元大統領やフランスのルペンに代表されるようにそれぞれの国の特徴や民族の特色を活かして多様性を活かしていこうというものが反グローバリズム(ローカリズム)が右翼と言っても遠くないと思います。
この定義に基づき参政党の考え方を見ていきましょう。
参政党の政策とは?
参政党のHPにあるPOLICY(政策)を見ていこうと思います。
このPOLICYが基にあって10の柱と言われる各テーマの個別の政策になっていくようです。
ですから、この大もとになるPOLICYについて見ていくと参政党の考え方がわかると思います。
参政党のPOLICY(政策)は3つあります。
まず1つ目は「子どもの教育」についてです。
ここで掲げていることは学力(テストの点数)ではなく学習力(自ら考え学ぶ力)の高い日本人を育てていこうという政策です。
この中で国や地域、伝統を大切に思える自尊史観の教育とあります。
この文言からは日本の伝統や風習を重んじるということですので反グローバリズムと言ってよいと思います。
ですから、子供の教育については保守的な考えですので、右翼的と言ってよいと思います。
2つ目は「食と健康、環境保全」についてです。
ここで掲げられていることは化学物質(食品添加物や農薬、薬品など)に依存しない食と医療の実現とそれを支える循環型の国環境の追求とあります。
ここでは過剰になる医療費を抑えながら国民が健康になるようにするということや安全な食を推進していくこと、また先人の知恵を生かしたSDG‘sの推進(日本独自の持続可能な環境を作る)ということがあげられています。
この中で「先人の知恵を活かして日本的なSDG‘s」を目指すとあります。
ですので、この文言からしても反グローバリズム(ローカリズム)が読み取れますね。
ですので2つ目の政策も右翼的と言っても良いのではないでしょうか?
3つ目は「国のまもり」についてということです。
日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくりということです。
国のまもりというと軍事的な防衛がクローズアップされそうですが、外国人資本家による土地買収、企業買収について制限することや外国人労働者の増加、外国人参政権を反対するということが骨子になります。
この「国をまもる」ということに関しては自国が海外勢力から軍事以外でも防衛するということは大事です。
右でも左でも関係なく大事な政策と言えますから、ここは中道とかと思います。
これまでのPOLICYを見ていくと右翼的な政策を掲げているということになります。
細かい政策については今回見ていきませんが大枠を見る限りでは右翼的な党ではないかと思います。
ただし極端な右側ということではないですね。
日本人ための保守的な党であるということでしょう。
言葉尻だけとらえて右側だから怖いなどというように単純な発想にならないようにしてもらいたいですね。
参政党は右翼なのか?それとも左翼なのか?のまとめ
今最も注目をされている政党は参政党です。
その政策を見ていくと保守的な政策の党ということがわかりました。
特に日本人に向けての保守的な党ということのようです。
皆さんもより細かな政策を見ていくと面白いと思います。
コメント